「今、学校に行ってないの」彼女はそう言った。ただでさえ生活が苦しいスラムの家庭で、加えて、新型コロナウィルスによるロックダウンで親が仕事を失い、じゃあもう学校に行けない、、それが家族の判断だった。小学校を終えて、中学校へは上がれずに、彼女はドロップアウトした。彼女は言う。「でも毎日忙しいよ。幼い兄弟の世話もしなきゃだし。毎朝、家の掃除もするし。今だって洗濯してるよ。家族が多いから大変なんだ。お皿洗いだって私の仕事だよ🙂」日本でも昔はよくあったこと。だからこんな言い回しが残ってる。「貧乏人の子沢山」その通りの悪循環なのだが、スラムの貧困層には子どもがたくさんいる。それは貧困を助長もするが、一方、…