孤立する子どもを誰が支えるのか?実践記録から学ぶ笠原紀久恵『友がいてぼくがある』 ■ はじめに:実践記録から学ぶ、教育の原点 日本には、教師が自らの日々の教育実践を「物語風の実践記録」としてまとめるという、独自の素晴らしい文化があります。書籍として刊行されているものも数多くあり、現場のリアルな葛藤や子どもたちの姿が描かれた記録からは、時代を超えて私たちが学べる教訓がたくさん詰まっています。 今回はそのような数ある実践記録の中から、笠原紀久恵さんの著書『友がいてぼくがある――学びあい、育ちあう40人の学級物語』(1981年出版)をご紹介したいと思います。 ■ 今だからこそ読んでおきたい「古い実践…