「イジメは不登校の一番の原因ではない」は多くの統計で証明されています。たとえば、文部科学省の「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」では次のようになっています。 もっとも、1980年代までイジメが原因で自殺しても、親がそれを恥じて自殺どころか、事故死と処理した事実は多くあります。隠されたイジメ自殺が数百あるいは数千あったことは決して忘れるべきでありません。 一方で、イジメを恐れるあまり、不登校の段階で本人の意思を尊重しすぎる弊害もあることを現場教師なら、ほぼ全員気づいているはずです。 なお、「子どもの自殺の一番の原因はイジメでない」は精神科専門医試験にも出た問題の答えです。子どもの自殺願望を安易…