スクールカウンセラーとして意識していることがあります。相談された悩みを解消するよう工夫することはもちろんですが、児童・生徒たちが将来経験するであろう苦難やストレスを上手くやり過ごすスキルを身につけてもらうことは、もっと大切なことだと思います。 例えば不安を訴える人がカウンセリングなどで、不安が解消したとしましょう。医師であれば抗不安薬を処方すると思います。でも、その時の不安が解消しても、そのような方は何かの節に新たな不安を抱えることが往々にしてあります。 その都度、カウンセリングや抗不安薬で対処するのも一つ。一般的なゴールは、このパターンかと思います。ここで「はて?」と思うわけです。確かに、そ…