青春という言葉には、明るさやきらめきが似合うと思いがちです。でも、実際の思春期には、自分でも理解できない衝動や、誰にも知られたくない気持ちが混ざっています。 『惡の華』は、そんな見せにくい部分を隠さずに描くドラマです。 町から逃げたい少年 鈴木福さん演じる春日高男は、山に囲まれた町で息苦しさを感じています。本を読むことで自分は周囲と違うと思おうとしますが、心の中には自信と劣等感が同時にあります。 春日は、憧れの佐伯奈々子に関わる過ちを犯します。誰にも知られたくなかったその瞬間を、あのさん演じる仲村佐和に見られてしまいます。 怖いのに離れられない関係 仲村は、春日が隠している弱さや欲望を鋭く見抜…