夕食の支度をしている私を見ていた娘から、最近の私の顔が“間抜け面”になったと言われて、ショックを受けました。 “間抜け面”とは娘の語彙力の拙さ故のことで、険の無い柔和な表情と言いたかったのだろうと良い方に解釈することにしました。 瞬間的に顔に現れる喜怒哀楽とは別に、普段の顔つきというものはその時々の精神状態が滲み出るものなのだとしたら、確かに今の私は緊張感や切迫感とは無縁の毎日を過ごしていることは自覚しており、娘の目に映った“間抜け面”は今の私の精神状態をそのまま表しているのでしょう。 娘に、以前の私の顔はどうだったのか聞くと、不機嫌にならないように無理をしている様子だったとのこと。退職前の数…