小学生の頃は、オカンが作る晩ご飯に鶏肉が使われていなかった。親父が鶏は大の苦手だったのが理由だったようで、聞いてみれば壮絶なお話がこの一件に絡んでいた。以前にも書いたことがあるが、初めての方のためにもう一度。もともと親父は鶏肉が大好物だったらしく、ある日飼っていた鶏を一匹捕まえて、近所の養鶏場でお肉への処分を頼みに行ったが、運わるくご主人が不在だったようだ。 ▼京都王将の丼鉢は我が家の持ちもの 自分での殺処分は未経験だが、毎度のように後ろで見ていた親父は、一人だけでも出来る自信があったそうだ。鶏屋さんがやるように、出刃包丁一閃!一振りで首を刎ねる狙いも、皮一枚残すシクジリを犯した。切り口からス…