「もう泣かないで」「前を向こう」「忘れよう」そんな言葉に、苦しさを感じたことはありませんか? 悲しみを早く終わらせたくて、自分でも無理に封じ込めてしまうことがあります。けれど、心は置き去りにされたまま。ふたをしてしまった悲しみは、姿を変えて、私たちの中に残り続けます。 ❁ 悲しみを「きちんと感じる」ことは、弱さではありません 悲しみを感じることは、決して後ろ向きなことではありません。むしろ、「感じきること」で、少しずつ心の中で整理されていきます。 傷ついた心は、そっと風にふれさせてあげることで、少しずつ呼吸を取り戻していくのです。 ❁ 悲しみにも「出口」がある 悲しみには、段階があります。感じ…