「うちの新人は指示待ちで……」そんな声を耳にしたことのある人事担当者は多いでしょう。仕事に受け身な若手社員に対し、「自走してほしい」というのが企業側の本音です。 しかし、“自走”とは一体何を意味するのでしょうか? また、その力はどのようにして育まれるのでしょうか? 自走するとはどういうことか 自走する社員とは、自ら課題を発見し、仮説を立て、行動に移せる人材のことです。言い換えれば、上司からの明確な指示がなくとも、自分で必要なことを考え、判断し、実行できる人です。こうした社員は、なぜそれが可能なのでしょうか。その鍵を握るのが、「言葉の力」――つまり、思考と言語化のスキルです。 言葉が“気づき”を…