ACと略される
語源はAdult Children of Alcoholics(ACOA)で、元はアルコール依存症の親に育てられた成年者のことを指したが、現在では親から性的虐待や家庭内暴力を受けて育った成年者、また仕事依存症、ギャンブル依存症などの嗜癖問題を抱える親を持つ成年者もACというようになった。正確にはAdult Children of Dysfunctional Family(=機能不全の家族に生まれ、現在大人になった人)であり、ACは病名ではなく自らがその傾向にあると自覚した人のための言葉である。
「未熟な成人」という意味ではない。
日本では、語源が紹介されるより先に「アダルトチルドレン」という言葉が独り歩きしてしまったため、このような誤用がたびたび見られる。