今野晴貴の「賃労働の系譜学」を読んでいた。 ブラック企業、ブラックバイト、やりがい搾取といった話題を耳にしていたが ある程度まとめられたものを読んでみると、特に最近話題のギグワーカー (とその評価システム)の問題などにも腹落ちするところがあった。 日本の労働組合は企業別で、交渉権がさほど強くないことが 欧米と異なる部分なのだな、とも。 自分が安定した正社員という身分でなくなったこともあり 非正規雇用だけで生活を成り立たせるためには、某政党の言う ”時給1500円、一日8時間働けば暮らせるように”というキャッチは 案外妥当だと思いいたる。 (社会保険料は私が社会人になったころよりもかなり率が上昇…