はじめに：あなたの家は、本当に安全ですか？ 湊かなえさんの『告白』を読み終え、「人間の心の闇」の深さに戦慄したあなたへ。次は、**「土地の闇」**という、もっと根源的で、回避不能な衝撃を体験してみませんか？ 今回ご紹介するのは、ホラー界の巨匠、小野不由美さんの代表作**『残穢（ざんえ）』です。この小説は、あなたの「日常の安心感」、特に「住居の安全性」**を根底から揺るがし、読了後には自分の部屋の壁の向こう側が気になって仕方なくなる、極上の調査系ノンフィクション・ホラーです。 👻 平和な部屋で起きた、あまりにも身近な恐怖の連鎖 物語は、「私」（作家）の元に届いた、一通の読者からの手紙から始まりま…
路地の奥のリノベーション済み京町家に猫と共に暮らしています。 用があってショッピングモールに出かけたら、大型書店を見つけたので「営繕かるかや怪異譚」の3巻を探してみました。 わたくし、小野不由美さんのファンです。 少し前に、営繕かるかや怪異譚の新作が出るという情報を見たので、それを購入したいなと。 出版社を覚えていなかったので、店員さんに尋ねたら文庫本を提示されました。 1巻、2巻は単行本で購入したのですが、結果として、3巻は文庫版で購入しました。 こういうの、揃ってないと気になりますか？ 私は、気にならない訳ではないですが、本棚のスペースが限られてるので、揃えるならハードカバーの方を売って、…
ホラーが読みたいな～と思い、「ホラー おすすめ」とかで調べていたら名前が挙がっていたので読んでみた。小野不由美の『屍鬼』。 記事の前半ネタバレなし、後半からネタバレあります。 屍鬼（一） （新潮文庫 新潮文庫） [ 小野 不由美 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 文庫だと全五巻なんですけど、一気読みしました。いや～………面白い。小野不由美って「物語」を書くのが上手すぎませんか。 ざっとあらすじを説明すると、 山奥の村、土着の信仰が今でも強く信じられているような閉鎖的な村で、人が次々と死んでいく。奇病か？ それともそれ以外の原因か？ 一つの村が崩壊するまでの物語。 って感じです。 形式として…
小野不由美さんの「残穢」というホラー小説がある。 大まかな内容は、 ある町の特定の地域で幽霊の目撃談があとを絶たず、主人公のライターが知り合いと共に調査をする。 調べていくと十年前、二十年前、三十年前、果ては戦前、大正時代までさかのぼって不可解な心霊現象や事件にたどり着く。 延々と続く人の怨念（穢れ）をテーマにした小説だ。 映画にもなったがそちらは見ていない。 小説の内容はとくに怖いとは思わなかった。 横溝正史みたいなもんだろうと思った。 穢れや怨念云々という内容より、その土地、その場所の過去をさかのぼって調べていくという主人公たちの行為が面白いと思った。 私は散歩を日課としている。 健康のた…
こんにちは、皆さん！一人ぼっちユウトです。今日は、小野不由美のもうひとつの傑作『ゴーストハント』をご紹介します。ホラー×青春×ミステリーという異色の組み合わせが、予想を超える面白さを生み出す本作。読後には、あなたもきっと“SPR（渋谷サイキックリサーチ）”の一員になりたくなるはずです。 『ゴーストハント』の魅力とは？『ゴーストハント』は、もともと「悪霊シリーズ」として講談社X文庫ティーンズハートから刊行されていた少女向けライトノベルですが、小野不由美による改稿と加筆により、本格ミステリー・ホラー作品へと生まれ変わりました。 舞台は、怪奇現象の調査を専門とする「渋谷サイキックリサーチ（SPR）」…
こんばんは、sinです。 三連休終わっちゃった～～～。さみし。 でもまだ有休も残してるし、（明日ではないけど） 夏休みのドキドキ感を楽しみたいです。 今日も読んだ本の感想！ 小野不由美著「残穢（ざんえ）」を読みました。 www.shinchosha.co.jp HPを見て知ったのですが、実写映画化されているのですね。 もちろんホラー小説です。たっぷり読み応えのある作品でした。 キャーーー！っていう恐怖ではないけど、 日常に、もしかしたら……って感じの怖さが描かれています。 お話は、日常で少し気になる体験をした女性と、 その話を教えてもらった作家の女性が、 1つの地区で起こる不思議体験を過去にさ…
この帯はなんの本でしょうか？ その学校のそのクラスには、 誰にも話してはならない ”秘密”がある。 避けられない死の連鎖の中で、 少年は何と出会い、 何を喪っていくのか。 美しき謎（ミステリー）と 切実な痛みに満ちた 未曾有の 恐怖（ホラー）が 幕を開ける！！ ”もうひとり”は、 あなたの隣にいる。 気をつけて。 もう、始まってるかもしれない 第83問の答えは …明日。コメントで解答を書いてみてね。第82問 の答えは 『東亰異聞』（小野不由美、新潮社、1994）でした。 1993年『東亰異聞』は第5回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作になり、 1994年に新潮社より刊行されました。 小野さ…
※この記事には『屍鬼』（小野不由美さんの小説）のネタバレを含みますのでご注意ください ネタバレ込みの『屍鬼』での読書体験 ネタバレ込みの『屍鬼』での読書体験 実は『屍鬼』を読んでいて、途中で物語に集中できなくなってしまった。 物語よりも、現実のことが気になってしまったからだ。 『屍鬼』で私が1番ゾッとしたのは、物語の内容ではなかった。 メインの登場人物である敏夫と静信が、私と私のパートナーにとてもよく似ていたのだ。 物語の結末としてこの二人がどうなったのか、既読の方ならご存知の通り。 話し合っても解決することはなく、別々の道を行くことになる。 これはどちらが正しいとか間違っているとか、良いとか…
今年の読書、２冊いっぺんに。 今年の６冊目 さがしもの 角田光代 著 さがしもの （新潮文庫 新潮文庫） [ 角田 光代 ]価格：649円（税込、送料無料) (2025/2/24時点) 楽天で購入 本にまつわる短編９作収録。最初の短編を読み、２作目の最初くらいまで読んだあたりで、 「あ、これ過去読んだことあるやつ」 と気づきました。遅い。 多分手に取りたくなる本の傾向があるんだろうなあ、と思った次第です。 そして今年７冊目 営繕かるかや怪異譚 小野不由美 著 営繕かるかや怪異譚 （角川文庫） [ 小野 不由美 ]価格：660円（税込、送料無料) (2025/2/24時点) 楽天で購入 こちらは…
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています 四方を断崖絶壁に囲まれた無人島に建つ、正十角形の奇妙な建物“十角館”半年前に凄惨な殺人事件のあったこの島を、大学のミステリ研メンバー７人が訪れる。 陸との連絡手段のない中、十角館で寝起きする学生たちに忍び寄る、姿なき連続殺人犯。実は、彼らと半年前の事件には深いつながりが――。 リンク 言わずと知れた大人気ミステリー、『十角館の殺人』を紹介します。 長くなったので、下の目次から興味のある項目へ飛んでくださいね。 ＼読みたい項目へGo／ ■目次■ 「十角館の殺人」登場人物とあらすじ 「十角館の殺人」おもな登場人物 １．角島（十角館）のミステリ…
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