長編ミステリー 時計館の殺人 綾辻行人の館シリーズとしては5作目の作品となります。 今回は鎌倉が舞台となっており、謎の建築家、中村青司が建てた不思議な館「時計屋敷」で起こる衝撃の事件です。 事件の背景には、館主とその家族や関係者にまつわるいわくつきの過去の話が関係しています。 事件解明役にはおなじみの鹿谷門実(ししやかどみ)=島田潔(しまだきよし)が登場します。 「時間」という概念を唯一見ることができる「時計」を利用した壮大なトリック。 最後は巧妙に仕掛けられた見事なトリックを解明することにより、読者の納得感と満足感を引き出してくれます。 第45回推理作家協会賞を受賞した、綾辻行人の代表傑作作…