丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)作者:小野 不由美新潮社Amazon 作品概要・所感 なんと12年ぶりのシリーズ新刊。前作『華胥の夢』を読んだときには、俺もまだ高校生だったもんな…。はっきり言って、もう「十二国記」の新刊が出ることなんて期待すらしていなかったのだけれど、いやー、やっぱり安定のおもしろさだった。今後、さらに書き下ろし長編も出るとのことなので、それまでに以前の作品も読み返しておかなきゃ、とおもった。 本作は短編集で、「丕緒の鳥」,「落照の獄」,「青条の蘭」,「風信」の4編が収められている。各編に共通しているのは、荒廃した国における民の生活や小役人の苦悩みたいな…