小野不由美の「十二国記」シリーズで、「慶国」を舞台にした原稿用紙90枚分の短編。 2008年2月27日発売の新潮社の文芸誌「yomyom」6号に掲載。
2001年9月発売の短編集「華胥の幽夢」以来6年半ぶりの新作。
わたしは小野不由美の短編集が好きだ。毎回読むたびに好きだなあ、と思うのだけど、最近読み返して好きだなあとしみじみ感じたのは、表題作「丕緒の鳥」と「風信」だった。 どちらも、浮世離れした人たちがどのように現実と向き合っているかを書いた物語である。 丕緒の鳥では、射儀(めでたいときに行う儀式)を司る丕緒が主人公である。彼は、長年その立場にいる中で、大事な人たちを失い、王や政に不信感しか持っていない。そんな彼が、昔の仲間であり、技術者であった簫蘭のことを思い出す。簫蘭は「嫌なことを見ていたって仕方ない。それよりきれいなものを見ていたい」と言って現実を見ようとしなかった。そんな彼女にずっと丕緒はあきれ…
なにこれ……? ハチャメチャに、面白い…… 世界にはまだまだ面白い本がある。 私、最近まで(厳密にいえば2022年に「ファイアーエムブレム風花雪月」という神々が作りしゲームに出会うまで)ずっと「ファンタジー作品」というものに抵抗感を抱いていて、中学生になったあたりから全然読んでこなかったんですが、十二国記に出会ったことにより「おいおいおい……ファンタジー小説ってこんなに面白かったのかよ…………」になっています。何歳になっても世界は拡げられる。 魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫) 作者:小野 不由美 新潮社 Amazon 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫 新潮文庫) [ 小野 不由美…
今日はだらだらデー。 子どもと二人、1歩も外に出ず読書したり昼寝したり。 お昼はツナマヨもやし冷やし中華。またか! 子どもはオホーツクの塩ラーメン。またか!(昨日も塩ラーメン) ラ王の冷やし中華、乾麺なのにすごくツルツルで美味しいのです。 味見した子どもも気に入ったそうで、次は一緒に食べるそうです。 夜はフライパンピビンパ。 子ども、ピビンパ3/4を食べ、モロッコインゲンも里芋も完食。 わたしはベーコンエッグと、ローソンのエビマヨ(チルド)を食べました。 十二国記をまたまた読み返しております。 「風の万里 黎明の空」上下→「図南の翼」→「華胥の幽夢」と読んだら 登場人物の確認をしたくなって、ま…