タイトルでBEST10と掲げたものの、順位付けが難しかったので読了順に紹介していくよ! 1. 夏目漱石『文鳥』 文鳥・夢十夜 (新潮文庫) 作者:漱石, 夏目 メディア: 文庫 これはシンプルに美しかった。語り手はもらってきた文鳥を最後に死なせてしまうんだけど、その様に昔の女の面影を重ねて終わる締め方が見事だった。文鳥の世話をする前半場面の微笑ましさから一転して、物語が空恐ろしさと残酷性を帯びる瞬間がたまらない。これぞ純文学って感じ。 2. 三島由紀夫『仮面の告白』 仮面の告白 (新潮文庫) 作者:由紀夫, 三島 メディア: 文庫 これも文学的にすごい!!っていう意味合いでBest10入り。性…