1996年4月3日(水)〜 1996年12月25日(水)まで、TV東京系列で放映された、伝説の特撮ヒーロー番組。全39話。
従来のヒーロー物とは一線を画した新たなヒーロー物を目指して制作された意欲作で、その雰囲気は一言で言えば、C調。脚本の井上敏樹氏によると、コンセプトテーマは「人生楽しく豊かに生きようじゃないか」。
ヒーローとライバルが劇中で選挙戦を繰り広げてしまう「闇の騎士、出馬!」、主人公が裁判にかけられ延々と法廷シーンが続く「ナゾの闇法廷!」、3人の通訳が誤訳を連発する事で伝言ゲーム的な間違いが騒動を拡大していくスラップスティック「サバじゃねぇ!」など、野心的な名(迷)・珍エピソード多数。
一歩間違えればただのふざけた作品になってしまう所であるが、脚本・演出ともにレベルが高く、コメディという一言でさえくくれないレベルの高いシリーズに仕上がっている。
2003年、DVD-BOX化。
1話でヒーローに変身する事になった主人公は、図に乗って2話冒頭から借金三昧贅沢三昧。女装あり野球拳あり埋蔵金探しありと、コメディ色を前面に打ち出しながら物語は進行。主人公と“シャンゼリオンになる筈だった”熱血男・速水との友情あり、秘書との別れあり、ライバル登場など様々な要素をはらみながら、物語はあくまでもライトでポップに展開していく。
主人公・涼村暁はお調子者の私立探偵。人生は明るく・楽しく・お気楽にがモットー。
そんな彼が小学生連続失踪事件を調査中、謎の怪物と遭遇。泡を食って逃げ出した所を、特務機関SAIDOCのトレーラーと接触し、新エネルギー・クリスタルパワーを全身に浴びてしまう。その為に超光戦士シャンゼリオンに「燦然」する能力を得た暁は、失踪事件の黒幕であった闇生物を圧倒的なパワーで撃破。
「俺ってやっぱり、決まりすぎだぜ!」と調子に乗るのだが、ここに、人類の天敵ダークザイドと、超光戦士シャンゼリオンの戦いが始まる……のか?
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