4459号 11月30日(木)第一食 さて、ここ、やっぱり、書いておきたい。 路麺。最近はもう少し緩くしているが、本来の私の定義は、チェーンではない個人営業の立ち喰いそば。 台東区、中央区、千代田区、港区など東京中心部にはかなりの数の路麺があった。歴史的には、戦後になってできたものという。戦争までの簡易そばやは、それこそ落語「時そば」に出てくる江戸以来の担い売りのそばやであったと私は考えている。 ノーマルかき揚げ、春菊天、を始めとして、かなりの種類の天ぷらを用意し、格安でそばを提供していた。内容も実に様々。生そばゆで立てのところもあれば、購入したゆで麺のことろもある。天ぷらも注文が入ってから揚…