ごきげんよう、祈(いのり/inori)です。 印象深い童話は「人魚姫」。生まれて初めて聞いたかもしれないバッドエンドの物語で、その夜眠れなくなったことを覚えています。あの頃は心が綺麗だったんですね…今やバッドエンドを進んで求めるモンスターに成り果ててしまいました。 さて、今回はそんな童話っぽさが色濃く出ている村上春樹「踊る小人」。 『蛍・納屋を焼く・その他の短編』『象の消滅』などに掲載されています。 この物語の構造について、現時点で気になるところを書いてみましたので、よかったら続きをご覧ください。 (以下、「踊る小人」のページ数に関するすべての記載は、新潮文庫『蛍・納屋を焼く・その他の短編』に…