JR博多駅から電車でおよそ40分、車窓越しに田園風景を眺めながらたどり着いた福岡県嘉穂郡桂川町にあるのが、喫茶店「リオ」。人口1万3,000人(※)に届かないのどかな街にありながら、これまでに多くのメディアに紹介され、全国はもとより海外から訪れるお客もいる人気店です。その目当ては、なんと「1万円のコーヒー」。コーヒーとしては破格の値段ですが、20年以上も続く「リオ」の看板商品です。商品誕生のきっかけや40年以上愛される店づくりについて、マスターの益川輝己さんに聞きました。 ※2024年1月末時点。出典:桂川町役場 創業46年の老舗喫茶「リオ」。アンティークカップで提供するコーヒーが名物 ――「…