※アフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 youtu.be 「大映4K映画祭」が全国の映画館で順次開催される。 その中から今回は溝口健二の1954年の作品『近松物語』を取り上げたい。 原作は近松門左衛門の“姦通もの”の人形浄瑠璃「大経師昔暦」。川口松太郎が劇化したものを、依田義賢が脚本に仕上げた。 スターらしい男性スターを起用するのを避けていたとされる溝口が長谷川一夫を起用したのは、大映社長の永田雅一の強い要請によるものだという。長谷川は厳しい演出に応える名演を見せた。 ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得した溝口の1954年の作品『山椒魚』に出演した香川…