いじめ問題について、いじめられる側のことを、更に考えてみたいと思います。 社会的に見れば、いじめられる側の被害者に「逃げる」ことを強いるのはおかしい。ただ、それと同時に、実は「逃げる」ことが、被害者にとって、現実的で有効な問題解決の手段であることは前回のブログで書きました。 「逃げる」ということは、否定的に捉えられがちですが、言葉を変えて言えば「距離を置く」ということだと思います。加害者であるいじめる人から、距離を置いて自分自身の安全を確保する。 今いるところ以外の別の自分の居場所を見つけることは重要で、学校でのいじめであれば、放課後や休日のスポーツなどの活動、家庭など学校以外の居場所が必要だ…