主に昼間の就労のため、大学に通えない人のために大学側が開設した教育課程の一つ。
決められた在学年数の間に、実際に大学へ出向いて講義を受ける「スクーリング(面接授業)」と、送られてくるテキストを元に学習し、その結果であるリポートを提出する通信添削を併せ、単位取得認定試験に合格をしながら合計124単位を取得し、卒業を目指す。
数年前まではテキストとスクーリングのみの学習内容であったが、最近では衛星放送やインターネット上での講義を受けることが出来るなど、学習内容はますます発展している。
現在働いているが、仕事上ある知識が必要になって入学する人。教職員をしているが、高校や中学校だけでなく、小学校の教員免許も欲しい人。理系の大学を卒業したが、文系の知識を得ようとして再び入学する人。家庭的な都合で、当時現役で大学に入学できなかった人。生涯学習の一環のために入学する人……など、様々な理由で入学する人が多く、その年齢層は20代から60代、70代に及び幅広い。
主に書類選考のみ*1で入学できるところがほとんどであるため、入試試験が無いことから世間ではあまり評価してもらえない傾向にあるが、卒業できれば通学課程の卒業生と全く同じ資格が授与されるので、経歴としては大学卒業資格を得たことになる*2。
ほとんどの生徒が働きながら学ぶため、4年間でスムーズに卒業できる学生は極僅かで、ほとんどが6年〜8年かけて卒業する場合が多い。また、自主学習がメインなので、固い信念を持って学業に臨まない限り卒業は大変難しいとされる*3。
通信制大学の他にも通信制大学院なども続々と開講され、数多くの学生が学んでいる。
通信制大学を設けている大学は、下記のURLをご参照いただきたい。