漫画家。 1980年代に朝日ソノラマから刊行されていた漫画雑誌『月刊マンガDUO』でデビューし、「たいした問題じゃない」「ナナオの症候群 名探偵テームズ」等を連載。その後漫画家としての活動は休止したらしい。 これらの作品は、下ぶくれのキャラクター達が繰り広げるウィットに富んだコメディだが、英国関連の雑学知識と、ミステリとしての構成の面白さなどのため、根強い人気がある。
たいした問題じゃない (サンコミックス)
ナナオの症候群(2)
たいした問題じゃない (サンコミックス)作者:速星 七生朝日ソノラマAmazonおお、これは非常に面白かった。 お薦めとも言わずにこっそりと手渡して、相手の反応を見たくなる、隠れた名作! これ好きな人とは、きっと話が合うだろうと確信できるような作品だから。 昭和57年(1982年)刊行の作品(もうほぼ40年じゃないか)なので、 懐かしき良き古さを感じるところはあるんだけど、 今読んでもとってもオシャレで、もの凄くセンスを感じるユーモアミステリ。 作者のあとがきの冒頭に 「英国産の推理小説のように、機知にあふれた謎解きものを描きたかったのだが、 えらくすっとぼけたもんになってしまった。」とあるが…