神奈川近代文学館の展示「大岡信展 言葉を生きる 言葉を生かす」に行ってきた。桜の満開にはやや早いと思ったが、好天の日曜と重なったためか桜の写真を撮る人があちこちにいた。とはいえ、文学館への来場者はそうでもない。いつもより落ち着いた館内だったが、逆に来ている人は熱心な多いように思えた。 大岡信さん。2017年に亡くなった日本を代表する詩人だが、谷川俊太郎さんや茨木のり子さんのように一般の人に身近な作品はなかったように思える。展示では分かりやすい実直な作品も紹介されていたが、難しいものを書く人と勝手に思いこんでいたようだ。評論や批評という形で出会うことが多かったからだろう。日本経済新聞が彼の訃報で…