岸田政権の迷走が目立っている。例えば、異次元の少子化対策(実態は子育て支援)をする一方で、高校生の扶養控除を削減するというチグハグさ。子育て支援の充実も重要だし、税の簡素化の立場から控除の縮小も正しい。ただこれを同時にやるというのが、市民には矛盾と見え議論を呼んでいる。 来年度の診療報酬改定は、上記のようなことをはるかに超えた激突になると予想される。増え続ける医療費抑制は、税金からの補填増や社会保険料増(*1)の観点から必要だし、国を挙げて賃上げと言っていて、閣僚や国会議員の報酬増は直ぐ決まるのに、なぜ医療関係者だけ賃下げかとの怒りも噴出するだろう。 診療報酬 引き上げ?引き下げ?来年度改定に…