いま、わが国が抱える最大の難題のひとつに、人口の少子化・高齢化があります。その弊害が最も深刻化しているのは、地方の市町村です。かつてはごく普通に提供されていたさまざまな行政サービスの多くが縮小されたり、廃止されたりしています。雇用機会が減少し、地域経済は低調です。そうした現状に関しては、各種の媒体により、人々の知るところとなってはいますが、そこに住む人たちのリアルな心の内となると、なかなかうかがい知ることができません。今回は、人々の内面まで含めて、「過疎のまち・むら」がどのような状況下におかれているのかについて探るため、二つの作品を紹介したいと思います。 「過疎のまち・むら」というテーマで紹介…