この世に降りたあの時 全ての過去の記憶を消し 純粋に真っさらな人間から 人生の歩みを進めている。 種が土から芽を出すように 色々な季節と環境、場所で 上へ上へと伸びていく。 太陽の光と 空からの恵みの雨 その芽が揺らがないように どっしりと張る根 どんな環境でも呼吸をし 自分のペースとタイミングで、目的地まで成長する その過程で、 どんな記憶をもち どんな色になり どんな形になっていくのだろう? 歩みを続けていくこと それは、 日常の一コマのつなぎ合わせ その一瞬を繋ぎ 人生の記憶としてつくられる わたし達は 純真無垢な今世から歩み続けた人生で どれだけの、知識や感情を記憶しているのだろう。 …