指月伏見城跡から西に、国道24号線を超えて京都市営桃陵団地入口に立つ「伏見奉行所跡」碑へ。 伏見奉行とは江戸幕府が直轄地経営のため置いた遠国奉行の内の一役職、伏見の町政・木津川の船舶の取り締まりおよび京都町奉行とともに近江国・丹波国の司法・行政を管轄しますが、戊辰戦役の発火点となった鳥羽伏見戦役の伏見の戦いで会津藩兵と新選組が立て籠もり、150m北の御香宮に陣を置いた薩摩藩兵と兵火を交えた事で有名な地です。 1868年1月2日、会津藩が陣を敷いた少し西の伏見御堂の会津藩兵と御香宮の薩摩藩兵が小競り合いを続けていた処に鳥羽方面から聞こえる銃砲声に端を発し辺り一面が戦火に包まれ伏見方面には幕府軍約…