2023年12月1日 迫る年末に向けて、師も走り回るさなかに一人 大量の洗濯物を前にたたずむ女性。 足元にはつかまり立ちを覚えたばかりの赤子。 洗濯物に手を付けるわけでもなく、女は思い返していた…あれは小学校高学年か、それとも中学生の時であろうか…「将来の自分」がテーマの授業で「人生プラン」なるものを書かされた時のことである。夢であった看護師になって、優しい人と恋をして結婚して、幸せな老後を…と書く中に、確かに女は書いたのだ。 「子どもは、2人。」と。 計画的であったか?いや…全てがそうとは言い切れない。むしろ、この女の適当な性格と、子ども(というか、小さくてぷにぷにしたもの)が大好きな夫の相…