数時間待たされた末に、遂に手元の番号が電光掲示板に映し出された。 やっと診察室に入り、こちらへと言われた場所に夫は座り私もその隣の席に座った。 持参した紹介状は封が開けられ、中身を読みながら質問をされた。 その質問の時点から、申し訳ないけれど「この先生で大丈夫かしら」と私は不安な気持ちで一杯になって。 研修医じゃないよな?この先生。話をしてもしっかり理解して貰えていない感じが伝わってくる。でも医者をこちらが選ぶことは出来ない。 そんな不信感を抱いていると、今後の検査を淡々と説明された。 血液検査に始まり、レントゲン、大腸内視鏡検査、CT検査、MRI検査、注腸造営検査・・・・・他にもあったような…