今日は都会の有名な山を仲間たちと歩いてきた。 集合地の駅からバスに乗っていたら、 ほどなく窓の上に巨大なコンクリートの構造物が見えてきた。 どうやら高速道路のジャンクションらしい。 ぐるりと蛇のように曲がって、 決して広いとは思えない里山の風景を威圧している。 まるで人間を支配する無機質な生き物のように思える。 あんなものが民家の屋根の上に見えるなんて、 とても普通の世界では考えられない。 でも、それこそが都会の山の景色なのだろう。 降り立ったバス停から何の変哲もない山道をせっせと登り、 2時間ほどで古い腰かけとテーブルがたくさん並ぶ山頂に着いた。 腰かけは楽しそうな若者たちでほとんど埋め尽く…