鵯(ヒヨドリ)の大きな口に鳴きにけり 星野立子 俳句では秋の季語である鵯(ヒヨドリ)。夏の庭でも時折見かける。そのくちばしは大きくて目に付く。それを象徴する場面を見た。親鳥が雛に赤い実を食べさせているところだった。慌ててカメラを取り出し、写したのが上の写真だ。改めてこの写真を見ていると、自然界の生への営みの厳粛さと親子の愛情が伝わってくる。 つい先日のことである。庭先でヒヨドリがうるさいくらいに鳴いている。それも1羽だけではない。何だろうと、外を見ると、わが家のキウイフルーツの枝に3羽のヒヨドリが止まっている。1羽は大きく、2羽は小さいから親子なのだろう。2羽は巣立ったばかりのように見える。そ…