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量子ドット

(サイエンス)
りょうしどっと

3次元全ての方向から移動方向が制限された電子の状態。またナノメートル単位の大きさの微小な半導体結晶の一種。分子線エピタキシー法などで作る。

概要

ほんの数千から数百個ほどの数の原子しか含まれないため、量子力学的に興味深い現象が多数観察されている。それでいて単一原子のようなかよわい存在ではないため、単電子トランジスタ、量子テレポーテーション、量子ドットレーザー、量子ドット太陽電池や量子コンピュータなどへの応用が期待されている。
また電子を量子ドット内に閉じ込めることで普通は発光しないシリコンに発光させようという研究は数多い。粒子が小さいほど短い波長の光を発生し、粒子が大きいほど長い波長の光を発するため、「量子ドットディスプレイ(Quantum dot display)」の開発が進められている。


量子ドットエレクトロニクスの最前線

量子ドットエレクトロニクスの最前線

  • 作者: 荒川泰彦 (東京大学教授),山口浩一 (電気通信大学教授),樽茶清悟 (東京大学教授),末宗幾夫 (北海道大学教授),村山明宏 (北海道大学教授),小長井誠 (東京工業大学教授),下村和彦 (上智大学教授),竹内繁樹 (北海道大学教授/大阪大学教授),高橋庸夫 (北海道大学教授),平川一彦 (東京大学教授) ほか(計41名)
  • 出版社/メーカー: エヌティーエス
  • 発売日: 2011/03/25
  • メディア: 単行本
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