王家の風日【電子書籍】[ 宮城谷昌光 ]価格: 1120 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 夏王朝を継いだ商(殷)は550年ほど中原を支配した。その28代国王の子の箕子(きし)は北の遠国に配されたが、民から慕われる治世を敷いていた。そのうちに父が崩御し長兄の羨(えん)が王位を継ぐ。箕子は中央に戻るが羨とは相性が悪く、無聊をかこっていた。 羨は亀の甲羅を使った亀卜(占い)に凝り、弟の干子(かんし)は兄の命令で異族の九候に亀を所望する役目を担う。得た亀で祭祀を営み、祭祀が増えると器具が必要になる。器具を作るには銅が必要となり、銅山開発には奴隷が必要となる。そのしわ寄せは羌(きょう)族に向かった。 …