大学一年目の春から大学四年目の十一月まで、東一条のアパートに住んでいた。それから三ヶ月くらい、十八条のパン屋さんの斜向かいにあったなっちゃんのアパートにいて、大学四年目の春、なっちゃんと一緒に北十二条のアパートに越した。結局そこには二年住むことになった。東一条のアパートの部屋は広かったけれども大学まではそれなりに遠くて、一年生が取るような一限の授業もまだたくさん残していたおれは、やはり大学に近いほうが出席もはかどるだろうということで、親にお金を出してもらって引っ越すことにした。結局、アパートが遠かろうが近かろうが、そんなことはあまり関係なく、最後まで出席がはかどることはなかった。 その前の年の…