昭和63年(1988)6月1日、東京・虎ノ門のホテルオークラで行われた挙式・披露宴の後、夫になった春風亭小朝とともにひな壇に並んだ泰葉は満面の笑みで、次のように語った。 「女遊びとか…父を見ていましたから、覚悟はしています。それも打ち明けられる、隠し事のない家庭を築いていきたいです」 2人は前年12月に出会い、わずか3回のデートを経て結婚を決意。 2月には婚約発表会見を開いたが、林家一門の猛反対もあり、婚約発表から1年4カ月の時を経て、この日を迎えることになった。 「1年半かかってのゴールインですが、順風満帆ではなく、山あり谷ありの道のりでした」 と、感無量で語る小朝。 そんな新郎に目をやり、…