「私たちがどうやって教員を評価しているかですか? 話もしませんよ。そんなことは私たちの国では関係ないのです。その代わりに、私たちは『どのように彼らをサポートできるか』を議論しますよ」。現場を信じて任せる……。教育現場に結果責任を求めるのではなく、政治に教育現場への投資責任を求める、という全く別のパラダイムがそこにはある。(鈴木大裕『崩壊する日本の公教育』集英社新書、2024) こんばんは。鈴木大裕さんの処女作である『崩壊するアメリカの公教育』(岩波書店、2016)を読んだのは2017年の1月5日で、当時の日記(Excel)には、「このままでは自分がユニークになれないような気がする」というシンプ…