2024年の草月会東京北支部いけばな展は「連花」と「連歌」の二つの花席で構成しました。 連花席では勅使河原宏家元と茜家元の時空を超えた親子共演を起点に、合作、そして個人作へと展開しました。 花器を全て黒の鉄花器で統一したことで、47名の個性がぶつかり合いながらも、全く破綻がありません。むしろ、一連の調和を感じます。それにしても、草月アトリエは色々な形、サイズの鉄花器を制作しているのだなと改めて驚かされます。 草月流 第三代 勅使河原 宏家元(写真)、第四代 勅使河原 茜家元 変わって連歌席の方は、動的空間である連花席に対して、整然と整った静的空間を演出しました。百人一首から選んだ三遍を題材に、…