銀杏を八百屋に見つけ始めた。 銀杏はワンポイントの食べ物。有っても無くても良いような飾りの存在だが、あればあったで、なんとも嬉しいアクセント。 茶碗蒸しなどに一粒銀杏を見つけると季節感に心が弾む。 銀杏が大好物だという人はあまり聞かない。 私の父は銀杏が大好物だった。 茶碗蒸しに一つなど、シャラクせい!というような、銀杏好き。 20粒ぐらい銀杏を炒ったのをビールのつまみにしてた。 それを知ってか、父の友人が大量に銀杏をプレゼントしてくれていた。 銀杏を大量消費する人のために銀杏を拾い集めてくれるのだ。 考えてみれば銀杏を拾って、実から種を取り出すのは手間と根気そして時間のいる作業だ。 銀杏の実…