↑毛主席の髪型って、よく見るとなかなかシブい。やろうと思ってできる髪型ではない。 と思いながらボーっとしている僕であった。前の人が共産党党書記今日は深圳工場がある地元の市政府を訪れ、共産党副党書記にお別れの挨拶をしに行った。午後2時半から4時半までしか仕事をしないので、ピンポイントで訪ねる。毛沢東主席の肖像画の下で、書類にハンコを押しまくっている副党書記を見ていると、突然、天城越えっぽいのが押し寄せてきた。 ハンコを押し終えた党書記と、ソファで一緒にお茶を飲みながら雑談をする。と、そのとき、〝消えるのは自分だ〟という声が聞こえてきた。次の瞬間、すとんとんとんーっ、と何かが腑に落ちた。 そうだ、…