1917−1999 イラストレイター、水彩画家、デザイナー、エッセイスト。独特のスタイル画で一世を風靡し、戦後の日本ファッション界に大きな影響を与えた。
大正6年、福島県会津若松に生まれる。本名は長沢昇。
文化学院美術家を卒業し、戦前から女性誌『新女苑』などに挿絵を描き始める。
戦後、西洋人の様なスラリとしたスタイル画を書き、戦後の日本女性に新たな希望と夢を与えた。
1960年、パリコレを見るために一年間渡仏。帰国後、パリのオートクチュールに対抗して日本のプレタポルテ運動を展開し、日本初のファッションショーの企画し、男女の枠を取り払った『モノセックス』という考え方を提唱。
また、昭和29年から、ファッションイラスト教室として”セツ・モードセミナー”を主宰し、花井幸子、金子功をはじめとする多くのデザイナー、イラストレーターの穂積和夫や森本美由紀などを輩出した。