142話前半は関根萌子√。私立高模試を受けに行き、同小出身者でマックした時のエピソードである。 市川にとって意外だったのが、木下の存在。彼は市川が落ちたエスカレーター私立に通うのに外部受験するという。 エスカレーター私立では旧帝や一工には入れず高校で頑張った公立組に逆転されてしまうからかもしれない。 (旧帝一工に入れず早慶に行くと富裕階層の子弟との文化資本の差に驚くというのも良く聞く話だ) そんなわけで木下は内部進学を蹴って超有名難関私立進学高校へ挑戦しようとしていた。 その高校は市川が自分の学歴コンプを脱却するために目指していた学校と同じであった。 ここで市川は自分も同じ学校を受けると自ら言…
2010年代後半から流行の兆しを見せていた1on1恋愛モノ。丁寧な関係性構築の焦らしでウケていた。 本作も同じ路線であったがイッチと山田は途中で既に結ばれてしまい、その後の交際が描かれて来た。 そうすればどうしてもありきたりな路線となってしまうためスパイスとして関根萌子が投入された。 彼女はイッチを陰に日向に支えてきたしトラウマや心の傷も分かち合ったのでカルト的人気を誇っていた。 一部では関根萌子√が大いに期待され数多の二次創作が生み出されたが何と本編でも萌子√入ったのである。 「可愛さ」全振りで乗り越えてきた山田が関根に放った「女子として尊敬する」という言葉が地雷となった。 男に媚びる愛嬌に…
海に遊びに行くための水着を買うべくショッピングに繰り出す山田・萌子・吉田の3人。 今回の見所は何と言っても関根萌子の市川に対する信頼の深さである。 吉田は山田に対してナンパ除けの練習をするのだが萌子はイッチがいるから大丈夫っしょとフォロー。 すかさず吉田がそれを否定しあいつは頼りないと述べると山田はそれをさらに否定しようとするのだが…… イマイチ言い切ることは出来ずジュースをストローでゴポゴポするのみであった。 その後市川から来たラインを見て山田は確信を得るのだがそれを見て訝しむ吉田を萌子はやんわりと止める。 市川に対する萌子の分かってるっぷりが要所要所で感じられる回でもあった。時代は関根萌子…
学歴コンプを克服し劣等意識から脱却した市川が自分のルサンチマンを関根萌子に告白する話。 密室に閉じ込められた山田と市川。市川が助けをもとめた相手はなんと関根萌子。 山田は情動に駆られ市川と肉体的な関係を持ちたいと迫ってくるのだが市川は耐える。 そして言い触らさないもっとも信頼を持てる相手として関根を呼んで助けてもらう。 密室から汗だくで出てきた二人を目撃した関根は本当にヤッたのかと思い何も言えない。 関根は二人の関係性を知り、黙っていられると思う?と半ば切れ気味で述べるのだが…… すかさず市川は関根に対し「思う」と即答し、関根への信頼度がMAXであることを実証する。 また市川は期せずして関根に…