電車に乗っていると「危険を知らせる信号を受信したため」や「緊急停止を知らせる信号を受信したため」というような放送を聞くことがあります。 そして、原因を聞けば全然関係ない路線…。 なぜ関係のない路線まで遅れるの?という風に普通は思いますよね。 この広範囲の遅れの原因にもなる危険を知らせる信号を発信、受信するものを列車防護無線装置といい、過去の大きな事故の教訓で使われ始めたシステムなのです。 今回はこの列車防護無線装置、略して防護無線についてどのようなものか、どのような時に使われるのか、元電車運転士が経験談を含めて詳しく解説していきます。 ファルコ 1970年生まれ。鉄道会社に入社し、駅員(1年)…