京都に住み始めた年に今の京都駅の駅舎が出来たので、この駅舎には愛着がある。 交通の要所としての機能はもちろんだが、駅舎自体が人工的に造られた低山のようだ。地下街から2階の改札を経て大階段を経て屋上に登る過程は、ある種の登山とも言える。梅田の地下街のような迷宮的な要素がないのも有り難い。 気晴らしも兼ねた駅の散策で疲れたら、京都タワー地下の温泉で汗を流してマッサージチェアで寛いでいたのだが、その温泉も今月(2021年6月)の末に営業を終了する。サウナ、シャワーと湯船だけというシンプルでソリッドな温泉だった。残念。