今朝教えていただいた、禅の言葉。 「體露金風(たいろきんぷう)」 碧眼録 (へきがんろく)27則 「僧、雲門(うんもん)に問う、樹凋み(きしぼみ)葉落つる時、如何(いか)雲門云く、體露金風(たいろきんぷう)」 一人の僧が、雲門禅師にきいてみた。樹がしぼんで、葉が落ちる時、秋の寂寥感がある。さみしい、厳しい秋がきたけれど、これは、いかなるものなのでしょうか?雲門禅師は答える。からだ一杯に、秋風をあびればいい。 體露の體は、「体」。露は、さらけ出すこと。金風は、秋風。からだを秋風にさらせばいい。 厳しい秋もあるけれど、大自然の中で、身体を爽やかな秋風にさらす。緩やかに吹き渡る秋風に、身体をさらす。…