私たちの暮らしの安全や社会の安定は、目に見えない多くの技術によって支えられています。例えば、国の防衛を担う装備品、落雷から電力を守る避雷器、火災を知らせる煙感知器。その中核には、精密な「火工品」の技術が息づいています。普段、私たちがその存在を意識することはほとんどありません。今回は、創立から80年以上にわたり、この火工品という特殊で高度な技術分野で日本の安全保障と産業を支え続けてきた「縁の下の力持ち」、昭和金属工業株式会社の決算を読み解き、その盤石な経営と技術力の源泉に迫ります。 20250331_108_昭和金属工業決算 決算ハイライト(第108期) 資産合計: 3,381百万円 (約33.…