写し四国とは四国八十八ヶ所になかなか行けない各地の庶民が江戸時代中期以降から近代に至るまでに全国各地に創設した霊場のことです。 現在でも活発に活動している霊場もあれば、文献を探して存在を知る霊場もあり、また、文献にもなかなか載っていない地元民の一部の人たちしか知らないような霊場もあります。 全部で何ヶ所あったのかというのは正確にはわかっていないようです。 こういった霊場はその内、完全に忘れ去られ、その存在を知る人もいなくなってしまいます。 全国から情報を求む 愛媛大学 四国遍路・世界の巡礼研究センターでは、そういう埋もれた写し霊場を掘り起こすために誰でも自由にマップに投稿できるシステムを公開し…