〔松代秀樹執筆の「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」という論文を連載します。——編集部〕 反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失 一 革マル派組織建設の破産の経緯とその全貌 一九九〇年代初頭のわが労働者組織のたてなおしの闘いにおいてうみだされた問題についてさらにほりさげて反省する必要がある、と私は感じる。われわれ中央指導部は、多くの労働者同志たちに職場をやめさせ、あるいは職場を異動させ、あるいは組合役員をおろさせたのであったが、これはどういう問題をはらんでおり、その根拠は何であるのか、ということをほりさげなければならない、と私は考えるのである。 その後の経緯を省みて、その…