韓国で物議を醸したミステリアスな男性怪死事件について記す。 十字架と遺体 2011年5月1日、慶尚北道・聞慶(ムンギョン)市郊外の篭岩面(ノンアムミョン)、鈍徳山の廃砕石場で養蜂家Aさんが死亡している男性を発見し、警察に届け出た。 死亡していた男性は、慶尚南道昌原市で個人タクシー運転手をするキム某さん(57歳)と判明。調べによれば、キムさんは90年代に離婚して以来一人暮らしで元妻や娘と連絡は取っていなかった。先月9日から車で聞慶市を訪れており、山中にテントを張って寝泊まりしていたとみられる。4月10日に弟に電話を入れており、「教会には行ったのか」といった会話が家族との最後のやりとりとなった。 …