社会思想研究家。1940年生まれ。立命館大学・龍谷大学で非常勤講師を勤めた。
『〈現代の全体〉をとらえる一番大きくて簡単な枠組―体は自覚なき肯定主義の時代に突入した』(新評論、2005)には「もとは論理学と科学哲学を専攻する者であるが、『哲学の不成立』を主張する本書の手前、ここでは社会思想の研究家を名のりたい」とある。 2006年4月、自殺を肯定する遺稿を残して自死を遂げた。
ISBN:479480122X ISBN:4812287189
こんにちは、ずばあんです。 さて衝撃的なタイトルから始まりましたが、これは社会思想研究家の須原一秀氏が著した本のタイトルです。 須原氏は本の内容を記した後に自死いたしました。享年65歳でした。この本の著者紹介で記されております。(それだけでも衝撃的でした) こんな衝撃的な幕開けでこの本は始まるのですが、その内容は意外と平易でなおかつ終始明るく前向きに進行していきます。 肝心の自死の理由もこの本で説明されておりますが、後ろ暗いものはあまりなく、実は充実した人生を充実したまま終えるために行われたことが明らかにされます。 今回はこの「自死という生き方」の内容と感想について語らせていただきたいと思いま…